キャンドルブッシュとは


便秘解消に効果があると謳(うた)っているお茶製品の90%は、キャンドルブッシュが配合されています。

キャンドルブッシュは、それほどメジャーな原材料です。

キャンドルブッシュは、インドネシア、インドなどの熱帯アジアの湿地帯に自生するマメ科の植物です。

黄色の花を咲かせることからゴールデンキャンドルとも呼ばれています。

日本名はハネセンナ、中国名は対葉豆(タイヨウトウ)です。

インドネシアでは、古代から民間療法として伝承されており、現在でも皮膚炎には葉をすりつぶし湿布として用いられています。

また、葉を煎じて飲めば抗菌作用や便秘改善に効果があり、薬膳として利用されています。


キャンドルブッシュの効果


キャンドルブッシュは有効成分として、ビタミン、ミネラル、リン、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、セレン、アントラキノン、フラボノイドなどを含んでいます。

アントラキノンは、大腸の粘膜を刺激する刺激性下剤として利用される成分で、下剤として利用されるセンナやアロエにも同様に含まれています。

マグネシウムは、便の水分を増加させて排便を容易にさせる塩類下剤としてよく利用されています。

キャンドルブッシュはゴボウの約6倍も食物繊維が豊富で、これは便のカサを増大させ便通を容易にします。

これらの成分のおかげで便秘解消の効果がありますが、キャンドルブッシュの特徴はセンナやアロエにない緩やかさだと言われています。

センナやアロエは、強力に腸を刺激するために、お腹が痛くなったり下痢になってしまったりしますが、キャンドルブッシュは穏やかに効き目が現れる傾向にあり、これが人気の理由になっているようです。