びわの葉とは


びわは、中国南西部原産のバラ科の植物です。

びわの葉は乾燥させてびわ茶とされる他、直接患部に貼るなど生薬として用いられています。

びわの樹は「大薬王樹」と呼ばれ、びわの葉は全ての憂いを取り除く「無優扇」と呼ばれており、その効能の高さが古くから知られています。

数千年前の涅槃経などインドの仏典に、優れた薬効を持ち、万病を治す植物として登場します。

日本でもすでに奈良時代には、びわの葉の療法が行われていたようです。


びわの葉の効果


びわの葉は、サポニンやアミグダリンなどを含み、万病に効くというほどさまざまな効果があります。

びわの葉の使用法の一例に、患部に直接あてる温灸や湿布があります。

びわの葉の薬効成分が患部に浸透し、皮膚炎、かぶれ、湿疹、ニキビ、神経痛などに効きます。

美肌効果にも優れているため、スキンケア商品などにも配合されています。

煎じて飲むと、疲労回復、食欲増進、新陳代謝の促進、下痢止め、咳止め、胃腸、むくみ、利尿、がん予防、糖尿病予防などに効果があると言われています。