難消化性デキストリンとは
難消化性デキストリンとは、一言でいえば、水溶性の食物繊維です。
馬鈴薯(ばれいしょ)やとうもろこしのデンプンを培焼し、消化酵素のアミラーゼで加水分解した後、その中の難消化性成分を精製したものが難消化性デキストリンです。
不足しがちな食物繊維を補う目的で作られたもので、さまざまな食品に応用されています。
難消化性デキストリンの効果
難消化性デキストリンは、体内に入ると周囲の水分を取り込み、高い粘性のゲル状になります。
小腸でブドウ糖の吸収を抑制し、血糖値の急激な上昇を抑えてくれるため、糖尿病の予防に有効だといわれています。
大腸内の水分が増える事で便がやわらかくなり排便を促すため、便秘解消にも効果があります。
食事とともに摂取すると、食事に含まれる脂質の吸収を遅延させ、食後中性脂肪の上昇を緩やかにする働きがあります。
難消化性デキストリンの継続摂取により、内臓脂肪および中性脂肪の有意な低下が確認されています。
また、カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラルの吸収を促進する効果もあります。