プーアールとは


プーアル茶は、中国雲南省のプーアール山が原産地の中国茶の一種で、雲南茶とも呼ばれています。

日本の緑茶の製法とはまったく異なり、古代中国から伝わる酵母菌によって、後発酵で長い時間熟成されて作られます。

アルカリ性が強いのが特徴で、人間の体が健康に保たれるには弱アルカリ性が理想的ということから、健康維持にも役立つとされています。

他のお茶にはない、独特のカビのような臭いと風味が感じられるのも特徴的です。

プーアール茶は、熟成期間と保存期間が長いものほど、お茶の色に赤みが強くなり、濃い色になります。

また、味と香りがとてもまろやかになります。

プーアール茶に精通している人は、お茶の色を見るだけで保存と熟成期間が分かると言われています。


プーアールの効果


プーアールには、タンニン(カテキン)、リパーゼ、サポニン、カルシウム、鉄分、などが含まれています。

緑茶にカテキンは通常含まれていますが、日本茶にはない重合型カテキンが発酵過程で生成しており、カテキンよりも有効成分が高いと言われています。

その重合型カテキンは、脂肪吸収を強力に抑えます。

またカテキンは、便秘予防、血中コレステロール低下作用(動脈硬化防止)、抗ガン作用、抗酸化作用などがあるといれされています。

酵素であるリパーゼは、脂肪分解を促進します。

内臓脂肪を減少させてくれるので、メタボリックシンドロームや生活習慣病を予防するのに効果が期待できます。

その他、プーアールの効能は幅広く、消化促進、整腸作用、二日酔い、胃のむかつき改善、血糖値の上昇を抑制、血行促進、免疫力増強、老化予防、美肌効果、癌予防、虫歯予防、利尿作用、などがあるとされています。