キダチアロエとは
アロエは、アフリカ大陸南部が原産のユリ科の多肉植物で、300種以上が知られてますが、日本ではキダチアロエとアロエベラが多いです。
「木立ち」の名の通り茎が伸びて立ち上がるキダチアロエは、普通は観賞用に栽培されます。
しかし、昔からアロエは「医者いらず」といわれ、様々な効能を持つことが知られており、内服でも外用でも利用されています。
キダチアロエの効果
キダチアロエに含まれる、アロイン、アロエエモジン、アリエニン、アロエニン、アロエウルシン、アルボラン、アトエチンなどの成分がさまざまな効果を発揮します。
アロエ独特の苦味の元であるアロインや、アロエエモジン、アリエニンなどは、腸のぜん動運動を活発にし、優れた緩下作用をもつ成分で、キダチアロエは便秘解消の特効薬ともいわれています。
アロインやアロエニンは、胃酸の分泌を高めて胃の活動を活発にし、消化不良や胃下垂などの症状を軽減する作用があります。
アトエチンは抗菌作用とともに細菌の毒素を中和する働きがあり、アロミチンは抗腫瘍作用があるといわれています。
アルボランは、血糖値を降下させる作用を持つことが確認されています。
アロエウルシンは細胞の働きを活性化させることで組織の再生、傷ややけどの修復などに効果的です。
またアロエは、美容ドリンクに利用されることからもわかるように、さまざまな美肌効果を発揮します。
たとえば、アロエシンは、メラニン色素を合成する酵素・チロシナーゼの働きを抑えるので、シミやくすみの予防・改善に効果的です。
強い殺菌・消炎作用があるので、ニキビや吹き出物にも効果的です。